ワイン雑学① Das Leben ist zu kurz, um schlechten Wein zu trinken. -Johann Wolfgang von Goethe
つまらないワインを飲むには、人生はあまりにも短すぎる。
ゲーテ
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このコラムは「ワインに関する雑学」について、当ワイナリーの企画担当者が肩の力を抜いて綴るものです。コラムの第1回目は、当ワイナリーがドイツのワイン造りから多くを学んだことにちなみ、ドイツの文豪にして稀代のワイン好きとして知られるゲーテの言葉をご紹介いたします。
文豪曰く、「つまらないワインを飲むには、人生はあまりにも短すぎる」。
ワインの味わいには、原料であるぶどうの品種や産地、製法、その土地の食に対しての考え方が表現され、その結果、非常に多種多様な広がりを持つため、世の中のワインを楽しみつくすには、人ひとりの一生では足りないのかも知れません。だからこそ、口にする一杯は最大限に楽しみたいものです。
ワインを楽しむためのひとつのヒントとして、「旅をするとお酒が美味しくなる」ということは良い酒飲みには知られた事実です。
旅の高揚感や日常からの解放感、初めて見る景色や体験が、その一杯をいつも特別なものに変えてくれますし、その土地のお酒はその土地の食べ物とよく合うように造られているからです。
ここ小樽市に足を運んでくれたあなたは、この旅を楽しんでいますか? 私たちが心を込めて造ったこの土地のワインは、きっとあなたの特別な一杯になれると思います。
余談ですが、ゲーテは他にも「ワインのない食事は太陽の出ない一日」だったり、「ワインを知らない者は死人のごとし」など、ワインに対する愛情あふれる言葉を残しています。
また、ワインを味わうひと時は思索にふけるのにちょうど良いとあって、各国の文豪がワインを愛し、その思いを綴っているようです。例えば、
“Wine is one of the most civilized things in the world and one of the most natural things of the world.”
-Ernest Hemingway
ワインは世界で最も文明的なもののひとつであり、世界で最も自然なもののひとつである。
アーネスト・ヘミングウェイ
“Wine is bottled poetry.”
-Robert Louis Stevenson
ワインとは、瓶詰めの詩である。
ロバート・ルイス・スティーブンソン
“Dieu n’avait fait que de l’eau, mais l’homme a fait le vin.”
-Victor Hugo
神は水しか造らなかったが、人間はワインを造った。
ヴィクトル・ユーゴー
ワインは歴史の長い飲み物ですので、このような、ワインに関わる言葉や話題には事欠きません。面白いもので、このような日常生活とはあまり関係のない知識は良いお酒のつまみになります。
筆者の気が向いたら、またこのコラムを追加するかもしれませんので、その際は、ワインのおつまみとしてご笑覧いただければ幸いです。